まだ1日目。
俄然張り切りだした連れ(特に相方)に引きずられて、寒さに備え着替えることに。
外気温は変わらず-5℃。それでも時間が長いので、頑張ってみる。
装備:もこもこ長靴、ダマールパイル靴下、ダマールレベル4アンダーパンツ、ジーパン、ダマールレベル4アンダー、ユニクロインナー、フリース、首巻き、帽子、コート。
スキー用のパンツと手袋は(借りて)持参したのだが面倒で省く。相方は、そんなことで後でつらい目にあっても知らんからな!!と腹を立てていたが、酔っ払いに言っても無駄なのだ。
しかもこの時点で、所謂女の子の事情ってやつにぶち当たっていることに気づく。予定でもあり、準備は店が開けるほど万端だったが、やっぱ結構だるい。熱があることに気づいてから苦しくなるようなもんだ。
でもまあ、外に出る。23時ごろ。
ホテル近くに、コタと呼ばれる小屋がある。オーロラ観測者用に、暖炉があるだけの小さな小屋。説明に聞いていたので、Sと一緒に見に行った。相方とTは特に興味がないようで、外に居た。他のツアー客も結構外に出ていたようで、白い景色の中に点々と人影が見える。
小屋の中でSは嬉々として薪割りを始めた。きゃー、あたしたちこんなことできませーん、とか言う連中を見てられなかったようだ。私は小さな小屋にすぐ飽きて外に出た。
そこに、相方の呼ぶ声が。
上!オーロラ!
空を見上げると、北の山の方、林のすぐ上に、濃い緑のオーロラが溶けていくところだった。
23時30分ごろだったか。
慌てて大声でSを呼ぶも、彼女が出てきたのは消えた後だった。
オーロラって溶けるんだなあ、と思った。
波状に色が実体を主張しているのに、ふーっと密度が薄まっていって、見えなくなった。
あとで聞いたところによると、相方は、よーしここがポイントかー、そうねあのあたりに出るのかなー、三脚立てるかー、えーっとね、とか言って空を見上げたら、そこに緑のうねりがあって驚いたそうだ。
数分のことだったらしい。
それから30分ほど待ったが次はなく、引き上げることに。
装備のおかげで寒さは特に問題なかったが、酔いはすっかり醒めてしまった。
部屋に戻ってもなんとなく物足りなく、ホテルのバーに誘ったら相方とTは疲れて寝るとのこと。Sと二人で着替えて向かう。
装備:もこもこ長靴、素足、ジーパン、ユニクロインナー、コート。
ホテル内と思ってなめた格好。
しかし、バーはラストオーダーを終えたばかりで、ビールの一杯も飲ませてくれなかった。いいやん、客なんやから一杯ぐらいなあ。
でも悔しいので徒歩8分ほどのバーに向かう。
装備はそのままだったが、部屋に戻るのも面倒で、ほどよく涼しい程度、と強がってみる。
。。。雪が降り出す。
とりあえず、目的とは違うが見つけたバーに飛び込む。
そのバーでは、コートを預けると1人2ユーロ、らしい。とりあえず預ける。チャージみてーなもんだろうな、多分。タグを受け取り、中に入る。
フィンランドは、アルコール度数に応じて税金がかかるらしい。
せっかくなので(何が?)ウォッカを飲もう、とカウンターに。
フィンランディア、という銘柄を発見。おお、それっぽいじゃないか。観光客万歳。ロックで貰う。4.5ユーロ。
そんな名前の交響曲あったよなあ、と、脳内で思い出そうとしたが無理だった。
何故なら。そこはどうもカラオケバーも兼ねていて、大音量の音楽+歌声に脳を占拠されたのだ。
両親かそれ以上の年代の人たちが熱く歌っていた。店員による曲の紹介も入る、立派なもの。
その世代の客も手に手を取って踊りだす。なんとナンパもありらしい。単にご近所の知り合いとかかもしれないけど。
他に店がないのか、若者も結構いた。日本人観光客は誰も来て居なかった。そりゃそうかもな。。。
私たちが座った席の前に、若い女性が1人で座っていた。彼女はグラスを前に置いたまま、じーっとしていた。ちょっと怖かった。
さて2杯目はカクテルで行こう!とカウンターに向かった。
店員のお姉さんに、フィンランディアを使ったカクテルを作ってくれるようお願いしたところ、快く作ってくれた。
フィンランディアに別のウォッカを加えオレンジジュースを少し、クラッシュドアイスを加えてグラスごとシェイク!ソーダを足して出来上がり。7ユーロ弱。
。。。ウォッカのブレンドなんて初めて見た。要はダブルですね?酔えということですね?しかもストローで飲めと?
ビリヤード台があったので、ちょっとやってみることにした。1ゲーム1ユーロ。コインを入れると、ボールがだーっと落ちてくる。一度落ちたボールは戻って来ないが、手球だけは戻ってくる。すげーつくりだ。
ちょうどSとは技量が拮抗してるようで、かなり楽しい。そんなこんなであと2杯追加。
さすがに疲れて店を出たら、TAXI、と書いたバンが止まっていた。わーい何事も経験、酔いが醒めると嫌よねー、と徒歩8分をタクシーに乗ってやる。7.5ユーロ。高くないっすかそれ?
(後で聞いたら、タクシーの初乗りは4ユーロちょっとらしい。酔っ払いやと思って舐められたか白タクか。。。)
ホテルの入り口につけられたにも関わらず、何故かオーロラ見に行く?ということになる。
酔っ払い恐るべし。
そして夜は更けていく。。。
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