パリ紀行 - もうエールフランスには乗らない -

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無事CDG空港に着き、チェックインを済ませた。私と相棒2はユーロを使い切るべく喫茶店へ。
しばらくフランスに残る相棒は腕時計を忘れて来ていたので私のを貸し、最後のビールを楽しんで別れた。

フライトは23:50分だったか。
出国手続き、手荷物検査とクリアして、免税店へ。旨かった山羊のチーズを買い、相棒2とワインを物色しながら歩き、さてボーディングタイムですよ、と航空券を取り出したところ。

。。。渡された封筒の中に、航空券がない。

思い出してみる。
少なくとも出国手続き、手荷物検査では必ず航空券をチェックされる。免税店でも。

手元には、何故かレシートだけがあった。

。。。飛行機に乗ったことがある人なら判ると思うが、封筒にレシートと一緒に入れられる航空券をどうやって途中で落とせるんだ?

相棒2は焦っていたが、私はわりと楽観的だった。ボーディングでも普通に、チェックインの時貰わなかったようですね、でもレシートありますし、と言って通ろうとした。

しかし(当然か?)止められた。

カウンタのにーちゃんと喧嘩しそうになり、日本語の話せるスタッフが居る、と女性を呼ばれた。
相棒2は心配そうな顔をしていたが、彼女に心配をかけるわけにも行かず、大丈夫ですから、と先に行ってもらった。

。。。この女性の喋りのむかつくこと。
彼女にはチェックインカウンターで見覚えがあった。話もした。チェックインで私を見てますよね?と言ってみるも、航空券がないと乗せられません、の一点張り。
言うに事欠いて、「良くあることですから。探して下さい。」だと?

どう考えても、良くあること、ではないと思う。
。。。逆に、良くあること、なら、チェックインで渡してないに違いない、と思うよな。

時刻は深夜。最終便だ。
レシートの支払い名義、パスポートと、私が買ってない、という状況ではあり得ないと思いません?
その席に誰か座ってるわけでもない。
帰国後すぐ仕事もある。どうしてくれるんだ、と詰め寄ってみた。とりあえずカウンタ叩きつけてみたり。
挙句、「明日の便をおとりになったら如何ですか」と言われた時点でキレた。

ボーディングからフライトまで、大抵30分もない。このときもそうだった。
判った、探してくるから待っとけ、と言い捨てて、まず免税店に向かった。

店員は買い物したときの人とは違ったが、カウンタは狭く、何かあれば私にも見える。説明すると、申し訳なさそうにここにはありませんが、と言われた。確かに、免税店ぐらいであればチェックも甘かろう。次に手荷物検査場所まで走った。この時点で、あるならそこだ、と思っていた。

しかし誰も心当たりがないと言う。というか英語が通じる人が出て来るまでに数分。
時間に焦っていた私はレシートを振り回して状況を手早く説明し、出国手続きのカウンタに行こうとしたら止められた。誰も逆行は出来ないという。
ふざけんな、と声を荒げてまくしたてたら(多分、まともな英語じゃなかっただろうなあ)、事情はわかったがなんとも出来ない、地下にある通路で警察に説明しろ、とのこと。

そのまま階段を駆け下り、長い廊下を走った。手荷物検査っぽいところに警察らしきコスチュームの人が居たので、同じ説明を繰り返す。
彼はレシートの時刻を見て同情してくれたのか、さくっと通してくれた。

ロビーに出た。

チェックインカウンタに走ると、誰も居ない。当然だ、最終便やから。
そのまま最初に入った喫茶店に向かったが、時間も時間だ、シャッターが下りてた。そりゃそうだ。

この時点で真剣に焦り始めた。最悪の事態に備えて計算しようとする。
CDG空港にはホットスポットが幾つかある。ラップトップは手荷物だからすぐ使える、Web経由でどっかホテル取るか、時間は大丈夫か、最悪友人宅へタクシーか、しかし現金がねぇ。。。腕時計がないので走ってる間中焦っていた。しかしこの時点ですでに、施設の時計ではフライトタイムを過ぎていた。航空券は見つからなかったが、とにかく、カウンタに戻らないわけにはいかない。

そのまま走り続けると、人ごみが見えてきた。
。。。当然だな。出国手続きが必要だ。
あれ?入国手続きしてませんけど?

とにかく、他の航空会社はまだ便があるのか、長蛇の列。すっとばして脇から叫んでみた。
係員も同情してくれたのか、ぽんと判子を押してくれた。かわいそうな人を見る目つきだったが気にしない。

そしてまた手荷物検査に。今さっき通ったじゃねーかと言ってみるものの、係員は英語を話さない。つか実際通ってないし。とりあえず鞄を置きコートを脱ぐ。
ゲートはそんなときに限ってぴーぴー反応する。さっきは鳴らなかったじゃねーか、ともう何に対しても腹が立つ状態。
カウンタに戻ったときは完全に息が切れていて、もう冗談じゃなく腹が立っていた。

後で聞いたのだが、機内の相棒2のところに例の日本語を話す女性が確認に来ていたそうだ。お連れ様がチケットをお持ちではないですか?と。
相棒2は、私が替わりにここに残るから、と言ってくれていたそうだが、そういうわけにはいきません、とあっさり。
フライト時刻は遅れていき、お客様の都合により。。。とアナウンスされていたそうだ。

カウンタに戻った私を、最終便だったこともあってか大量の職員が見に来ていた。多少地位のありそうな人含め。飛行機もまだそこに居た。

自分で言うのもなんだが、私はものすごく怒っていた。少なくともそう見えたと思う。
正直、自分が落としたか、という気持ちはあった。それでも、走ったことでテンションが上がってたのか、日本語で交渉に入った。とりあえず賠償については帰国後日本支社を相手にするから、この便のチケットを買わせろ、と。

彼らは数人で相談した挙句、現金で50ユーロあるか、と訊いてきた。
私は、いい加減にしてください、これから出国するのにあるわけがないでしょう、と声を荒げた。
また彼らは相談していた。

しばらく待たされたが、クレジットカードはあるか、と訊かれたので、あると答えた。
彼らはチケットを持ってきた。席は別になりますが、再発行ということになります、だと。

。。。なんじゃそりゃ。

ふざけんな!と言う言葉を飲み込み、とりあえず機内へ。
正規料金が脳裏をかすめたのだ。

案内された席につき、鞄を下ろすと、最初に喧嘩しそうになったにーちゃんが書類を持って駆け込んできた。ぐちゃぐちゃ書き込むと、彼らはダッシュで走り去った。
アテンダントたちはにこにこしていた。

席におつき下さい、と追いすがるアテンダントを無視してとりあえず相棒2に顔を見せ、説明はあとで、と席に戻った。
隣の席には日本人の女の子が居た。大変そうですね?と声を掛けられたが、説明する気力はなかった。


結局、30分だか1時間だかの遅れで、飛行機は離陸した。

隣の女の子は、重量オーバーで3万円近く請求されたそうだ。
ちなみに、後日帰国した相棒も同様。お荷物少しお捨てになっては如何ですか?だと。


とりあえず。

2度とエールフランスには乗らねぇ。
どんな突っ込みも不可。私は嫌だ。

コメント(2)

ところで、日本支社に賠償させたのか?

いや。帰ってきたら面倒になった(予想通り)。

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