しばらく肉喰えないと思う

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久々Sが東京に出張してきた。
いや、わりと来てるらしいんやが、奴は時々思い出したように連絡して寄越す。なんだかんだ、もう10年以上の付き合いになるようだ。
次の日が休日やったこともあり、どっか遊びにでも行くか、という話になった。

朝起きて、とりあえずはメシから。
Sは見た目に寄らず決定力?がある。私が元々、なんでもいい人、過ぎるのかもしれんが。
新宿は中村屋のカレーを食べることになった。

実は私、初めてこの店に入る。
いや、普通に旨いがな。

何年ぶりかに購入したぴあをめくりながら、何か映画でもっつー話になった。
しかし私が観たいのを奴はすでに観ており、奴が観たいのは近傍で上映していなかった。

それにしても正月前の微妙な時期なのか、これって映画がない。お互い筒井好きなので、もう2日遅ければパプリカで一致したやろうに。
なかなか決まらずコーヒーを頼み、まあ写真美術館でも久々行くかな、って気分になっていたときに彼が、ときに、これはどう思いますか、と指したのはルナシーという映画だった。

2行ばかりの紹介文。シネマぴあにあったのでそのまま引用しておこう。

精神病院の職員に拘束される悪夢にうなされ、知らぬ間に大暴れしていたジャンは、とある公爵が所有する城に招待された。城内ではSMや乱交といった異様な光景が繰り広げられており……。

ある紹介文を変数にとって、その映画の実際の評価を返す評価式があった場合に、駄目な感じの単語満載というか。。。と、彼は例によって冗談がましく言った。
しかし、内容の想像がつかない紹介文。大暴れしていて何故公爵に招待されるんだ?チェコって何処にあるんだ?<これは監督
加えて、そういう表現が(そういうものが、ではなく)私にヒットするということを、彼はそろそろ学んだ方がいい。
上映時間も丁度良く、その映画に一瞬で決定された。

ゲームセンタを冷やかして時間を潰し、映画館へ。
小さな映画館に、予想以上の人出。張り出してあるポスターは、同監督の作品を並べたものに加えて妙に穏やかな、というか、積極的に癒された気になりたい人向けに見えるキャッチボールがどうとかいうもの。
。。。違和感ありまくり

2時間ちょっとの上映時間。ポーとサドに影響を受けたとか言うその映画は、(多分)監督自身がスクリーンに現れて語る前置きから始まった。S曰く、ポーとサドの共通点。。。日本で有名?


悪くはなかった。
名前のせいかサドに詳しい彼も納得の影響だったようで。映画では、公爵ではなく侯爵やったしね。
主役?の男の子もいい男やったし。夢オチじゃなかったことがS的には歓迎だった模様。
最後に、パリから届いたってモノが何だったのかが非常に気になる。
しかし、肉喰う気にはならんな、しばらく。特にタン。

そして、彼はさわやかに帰っていった。お疲れさん。またの機会までごきげんよう。

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